さて、裏には何と書かれているか。そこに刻まれた言葉は《清浄》です。
私は二つの仏典を研究することで、『般若心経』の裏は「清浄」であること、「空無」は「清浄」に置き換えられることに気づきました。それを受けて「清浄般若心経」をつくりましたので、これから紹介いたします。
これによって『般若心経』の理解が一層深まると思います。
『清浄般若心経』では「ものみな全て《清浄》である。人も心も全て清らかだと照見しよう」と説かれています。
[原文・読み方・書き下し文・口語訳の順に一文字ずつ現れます。文字が出尽くしたら、もう一度読んでから次に進むことをお勧めします。ゆっくりお読み下さい]