○ 競馬とはブラッドスポーツ 逆を行く 拝金主義があれをちょん切る
ゆうさんごちゃまぜHP「狂歌教育人生論」 2025年12月22日(月)第 275号
本稿は競馬メルマガ読者だけに配信する予定でした。
が、一般の人もこのことを知ってほしいと考え、急きょ狂短歌エッセーとして全読者に配信します。題して「香港競馬を糾弾する」。
本論の前に予備知識として一つ二つ。
競馬はファンにとってギャンブルですが、競馬サークルは「強い馬、より速く走る馬をつくりたい」というブラッドスポーツの側面を持っています。
それは人がオリンピックなど100メートル競走を応援したり、10秒を切って勝つと歓喜するのと同じ。アスリートはより速く走れるよう日々訓練しています。
同じことが競馬サークルにもあって調教師・馬主は強い馬、速い馬を求めて訓練し、大きなレース(GI)をいくつか勝つ馬は種牡馬としてその血を子孫につなぎます。
日本で最も有名な種牡馬はサンデーサイレンス。一時期ダービーなど同馬の産駒が半数以上を占めることさえありました。
その仔ディープインパクトの名はお聞きになったことがあると思います。2005年から06年にかけて無敗の3冠馬(皐月・ダービー・菊花賞)となり、鞍上武豊騎手とともに、引退まで14戦12勝の成績をあげて種牡馬となりました。
その後ディープインパクト産駒も日本の競馬会を盛り上げています。
ところが、ブラッドスポーツの逆を行く拝金主義が某国競馬会を覆っています。
本稿はこの件を訴えたいと思ってまとめました。
なお、これは目下あの国と日本がまるで絶縁するかのような気配に陥っていることとは関係ありません。何年か前に知って毎年憤慨している――おそらくそれは今後も10年20年続くであろうとの思いから書きました。
(^_^)本日の狂短歌(^_^)
○ 競馬とはブラッドスポーツ 逆を行く 拝金主義があれをちょん切る
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日本では12月28日(日曜)、本年最後のGI「有馬記念」が開催されます。
今週は競馬ファンにとって「何が勝つか」喧々囂々、侃々諤々の日々となります。
[読めない人は検索を(^.^)]
私も「ほぞ噛み予想」なるメルマガを作成しているので、目下予想に精出しているところです。
が、その前に一言(以上の)苦言、提言を(^.^)。
この件は競馬ファンだけでなく一般の人にも知ってほしくて狂短歌エッセーとしました。
今月14日(日曜)阪神競馬場で2歳GI――阪神ジュベナイルフィーリズがありました。
当日午後3時から4時のテレビ実況中、香港GIレースが1つ放映されました(3時50分スタートの二つ目は未見)。
海外の馬券は2016年から日本でも買えるようになり、近年海外GIの賞金が高いこともあってフランス凱旋門、ドバイや香港のGIに日本の有力馬が参戦しています。
香港競馬の地上波放映は初のような……と思いつつ私は馬券を買っていないし、レースを見てもどこに何が走っているか、ちっともわからないので見る気なし。
日本馬はGI4レースで2着が最高だったようです。
その後香港カップを勝ったのはロマンチックウォリアー(セン馬7歳)と知りました。
同馬は昨年日本のGI安田記念を勝ったことで有名。今年3月ダート18のGIサウジカップも2着(勝ったのは日本馬のフォーエバーヤング)。
二刀流とも言える名馬で27戦20勝[20.502]。目下GI・G2を12戦10勝中。
また、香港スプリントはカーインライジング(セン馬5歳)が勝って16連勝。成績19戦[17.200]。
ネットでは「世界最強スプリンターが貫禄を見せつけた」と称賛されていました。
私は「16連勝?! そりゃすげえ」と思いつつ、同馬もロマンチックウォリアーも騙馬。
彼らの血は仔にも孫にも引き継がれることはない……(-_-)。
この件は11月のGIジャパンカップをレコードで勝ったフランスのカランダガン(セン馬4歳)の時も書きました。
やっと日本の高速馬場、欧州の重くて時計のかかる馬場を克服する馬が現れたのに、次につながらない騙馬だと。
また、香港馬は出走数も半端なく、カーインライジングなぞ24年10戦、今年8戦も走らせています。まるで使い捨て。レースで血へど吐いて死んでも本望なんでしょう(皮肉です)。
同馬の総賞金1億2257万5900HK$(1香港ドル20円で計算すると約25億円)。
馬主、関係者はさぞかし「うはうは」かと。
でも、どんな実績を残しても一代限りの騙馬。
他の陣営だってあれ見りゃ同じことやりたくなるでしょうね。
そこで14日の香港GI4レースに騙馬は何頭出ていたか調べてみました。
[香港GI4レースの騙馬頭数]
Rレース名 (距離)頭数日本馬―騙馬
4ヴァーズ (芝24)11頭 1頭―5頭
5スプリント(芝12)13頭 2頭―11頭
7マイル (芝16)14頭 2頭―9頭
8カップ (芝20)7頭 2頭―4頭(牝1)
日本馬計7頭に騙馬は1頭もいません。つまり、それ以外の馬(多くは香港馬?)に含まれた騙馬の数です。
芝24こそやや少ないけれど、マイルは9/12、芝20は4/4。短距離なぞ11/11で全て騙馬。
みなGIです。その下には(香港競馬の仕組みは知らないけれど)当然格下の重賞、条件戦があるでしょう。
これを逆に言うと、芝20以下の中短距離においてGIクラスになるためには「あれちょん切った方がいい」ってことです。
ただ、去勢した馬が必ず好走するとは限らないはず。一体この下には何百頭、何千頭の騙馬がいることか。
中国は四千年の昔から宦官という制度があって宮中での出仕、刑罰でも「宮刑(去勢)」がありました。だから、馬の去勢に抵抗がないのかもしれません。
日本で種牡馬になるには3冠馬だったり、GIをいくつか勝っている必要があります。しかし、香港の馬は種牡馬になることは期待も考えもされていない。ただ、馬主や調教師が目の前の賞金を稼ぐために去勢する。つまるところ競争馬を虐待している――そう思うのは私だけでしょうか。
以前書いたことがあります。荒い気性のサンデーサイレンスを騙馬にしていたら、その後の日本競馬はない。産駒ディープインパクトも存在せず、もしもディープインパクトを騙馬にしていたら、ディープインパクト産駒も存在しない。この2頭は香港に生まれなかったことを無上の幸運と言いたいほど。
私は思います。JRAは香港競馬と手を切るべきである。
日本馬を送ることをやめ、馬券の販売もやめるべきだと。
香港競馬はいずれすたれる。早めに縁切りした方がいいと思います。
そして、日本の競馬ファン、馬券ファンにも言いたいこと――香港競馬の馬券を買うべきではない。
日本人の馬券購入が0になれば、さすがにJRAだって香港競馬会だって考え直すのではないでしょうか。
ちなみに、地獄に堕ちた人間どもを待ち構える獄卒は牛頭馬頭(ごずめず)と言います。
人の体に馬の頭を持っている。そう、拝金主義のやからを痛めつけるのは虐待されて死んだ馬たちです。
彼らは亡者に言うでしょう。「まずお前のそれをちょん切ってやる」と。
そのときになって「すみません、ごめんなさい」と謝っても遅いと言わざるを得ません。
……と怒りと憤りをもって糾弾します。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
後記:その後調べてわかったことがあるので、ネット事典を引用します。
「香港では競走馬の生産が行われておらず、そのほとんどをオセアニアや欧州からの輸入に頼っている。生産しないので種牡馬や繁殖牝馬が要らないため、競走馬も必然的に騙馬の割合が多くなり、登録された競走馬の97〜98%を騙馬(セン馬)が占めている」と。
正に使い捨て。ほぼ100パーセント騙馬にされるとわかって輸出する方もどうかと思います。
なぜこの件が動物虐待として世界から糾弾されないのか。不思議でなりません。
ところでジョナサン・スイフトご存じですか。17世紀のイギリス系アイルランド人作家です。
彼がこのことを知ったら、きっと「馬の国」の家畜(!)を去勢する場面を描いたことでしょう。
意味不明な方は作者名を検索してください。児童文学書と思われているあの小説は風刺文学の傑作。一読を勧めます。
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