宿の心配り


○ 旅の宿朝から起こされ冷めた飯イチゲン客ならどうでもいいの?



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ゆうさんごちゃ混ぜHP「狂歌教育人生論」          2004年2月18日 第4号

 (^_^)今週の狂短歌(^_^)

4 旅の宿朝から起こされ冷めた飯イチゲン客ならどうでもいいの?

 (^O^)ゆとりある人のための5分エッセー(^O^)  

宿の心配り

 先頃友人二人と北関東へ二泊三日の小旅行に出かけました。土日月と三連休だったので、宿がなかなか取れなかったものの、出発数日前になってようやく旅館が二軒予約できました。

 私は基本的に宿ならどこでもいいと思っています。もちろん矛盾の渦中に生きている存在ですから、いい宿がうれしいし、悪い宿には不満が芽生えます。しかし、基本は雨露がしのげて泊まれればいいのです。ある友人は旅に出てビジネスホテルに泊まるのは絶対嫌だと言うし、別の友人は国民宿舎なんぞを悪く言います。いまだに二人とも、中部地方のある国民宿舎は最低だったと口をそろえます。私もそうだったねと同意していますが、それほどひどかったとは思っていません。私はいつどこに泊まっても旅気分を味わえると思っているからです。

 とは言え、私だっていつも笑みと善行の福の神ではないから、当然いろいろなことに不平不満は持ちます。旅館の施設がひどくても、人の心づくしとか心配りがあれば全く気になりません。しかし、それがない宿には大いに文句を言いたくなるのです(`´)。

 この北関東の旅で二泊目の宿は、川沿いの露天風呂を持つ山あいの一軒宿でした。とてもいい雰囲気の旅館で、私達は旅情を満喫できました。
 ところが、初日泊まった宿はまるで学生時代の夏合宿のような部屋であり、温泉とは言いながら、風呂も小さくあまりいい旅館ではありませんでした。それでも三連休の初日で他に宿が取れなかったので、仕方ないなと思っていました。
 しかし、私がもっともがっかりしたのは、建物の古さとか風呂の悪さではありません。その宿に客への心遣いがなかったことでした。
 夕食は意外とおいしかったです。茶碗蒸しは特においしかったので、私はおいしい、おいしいと言いながら食べました。すると近くを通った宿の女性が、目ざとく耳ざとく(?)「おいしいですか?」と再確認(?)を求めてきました。
 そのとき私はああこの宿は客からあまり誉められないんだなと思いました。だから、私は何度も「おいしい」を連発しました。それは嘘でもお世辞でもなく、ホントに夕食がおいしかったからです。  ところが、翌朝の食事にはがっかりしました。思い起こせばその前日宿に着いたとき、普通なら聞かれる朝食の時間を聞かれず、また何時からと言われもしないままでした。それが伏線だったようです。

 朝になり、まだみんな寝入っている七時十分頃、突然部屋に電話がかかって来ました(・o・)。
 そして、朝食ができたので、食べに来てくれと言います。一同そんなに早いのかといぶかしく思いました。しかし、仕方なく私たちは起きだして七時半頃朝食用の部屋に行きました。すると、係りの人は誰もいず、お茶もみそ汁も既につがれてお膳に並べられていました。客は半分くらいしか来ていませんでした。幸いごはんは一人用のふた付き茶碗だからまだ暖かかった。しかし、みそ汁やらお茶は生ぬるくなったのを飲まなければなりませんでした。みなしぶい顔で黙々と食べました(T_T)。

 どんな事情があったかわかりません。それにしても最近珍しい心配りのない宿だと思いました。
 私にはそれがどうせ一見(いちげん)の客だから、そんなやり方で構わないんだ、といった営業姿勢に思えました。朝の朝食時間を言わなかったのも、言えば当然客から文句が来るからで、宿の都合を優先したんだなと思いました。私があの宿で唯一不満だったのはその点だけでした。しかし、結構重い欠点だったなあと思った次第です。


 ○ ひどい部屋ひどい風呂の旅館でも心配りが旅情を生む



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 (^.^)忙しい人のための1分エッセー(^.^)

 省略いたします。m(. .)m

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:今回のお話の教訓として、今のインターネット時代では、こういう話が口コミ、ネットコミですぐ広がると言いたかったのであります。上記の宿の名前は出しませんでしたが、聞かれれば教えることができます。携帯全盛時代の昨今、いろいろな所での不祥事もただちに通報されるようになったことで、うかうかできない時代だなと思います。がそれを逆に考えれば、良い方の話だって口コミネットコミでただちに広まるわけですよね(^o^)。いい宿についても広がって客が増えるはずです。まあ無名の私の作品「ケンジとマーヤのフラクタル時空」なんぞも、実はそれを期待しているのであります(^_^;ゆう)。
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