正方形と円の関係

○ 方形の紙に描いた円の形 自分の生き様ずばりと写す?



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ゆうさんごちゃまぜHP「狂歌教育人生論」        2005年 3月 4日(金) 第50号

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 今号はある心理テストについてです(^_^)。
 初めに以下のテストをやってみてください。
 紙(大きさは自由)を用意してその中に半分の大きさで正方形を描く。
 そして、その紙の中に円(○)を描く。○の大きさや数、どこに描くかは本人の自由です。
 さて、どこにどのように描くか。
 描き終えたら、以下をお読み下さい。

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 (^O^) ゆとりある人のための5分エッセー (^O^)

 【正方形と円の関係】

 (^_^)今週の狂短歌(^_^)

○ 方形の紙に描いた円の形 自分の生き様ずばりと写す?

 以前あるバラエティ番組で、狂言師が心理テストをやっていた。面白いと思ったので、それを紹介したい。
 番組はその狂言師が出演者たちに狂言を教える趣向だった。そのとき狂言師は初めに性格診断をやろうと言った。舞台で練習するとき、自分の性格を知っておけば、自戒したりいろいろ参考になるからだと言う。

 その性格診断とは一枚の紙に半分ほどの大きさで正方形を描く。そして、その紙の中に円を描き入れようというもの。○は一つでもいくつでも構わない。また、大きさの制限もなく、どこに描いてもいい。

 面白そうだったので私もやってみた。私がまず想像したのは、正方形の内側の辺ぴったしにつけて描く円だった。同時に、正方形の外側の四つの角を直経とする円も思い描いた。
 二つを描くか、どちらか一つにするか迷った挙げ句、描くのは内側一杯の円だけにしようと決めた。

 番組では出演者数人がそれぞれ描いた円を見せた。全員正方形の内側に円を描いていた。私のように四つの辺ぴったしに描いた人。小さめの円一個だけで、やや中心からずれた所に描いた人。数個の小円を描いた人もいた。
 その狂言師は、私も想像した正方形の外側の角を直径として大円を描いた。

 彼の診断によると、それは与えられた枠組みの中で自分をどうとらえ、どう活動しようと考えるかの性格テストだった。

 内側の辺ぴったしの円を描いた人は、与えられた枠組みの中で精一杯自分を表現して活動しようとするタイプ。だが、枠の外にまで飛び出して冒険はできない。
 そこへ行くと枠の外ぴったしに円を描いた人は枠を超えて活動しようとするタイプ。
 また、枠の中に小円を描いた人は、それが中心よりずれているなら、自分中心で活動するより、そばで控えめに活動するか、または眺めていたいタイプ。
 円を二ヶも三ヶも描いた人はやや集中力に欠ける――などと診断していた。
 なかなか面白かった(^_^)。

 してみると、私は頭の中では二つをイメージしていたことになる。
 枠の内部一杯に自分を表現するのと、枠の外へ飛び出して冒険しようとする気持ちの二つである。
 だが、私が最終的に描いたのは、正方形の内側に接する円だった。なるほどこれが私の現実選択の生き方だなと思った。
 私は数年前教員を退職して物書きの道へ進んだ。そのとき私の行動は、仲間うちで冒険だと言われた。小説でどこかの文学系新人賞を獲ったわけでもなく、作品も(習作はあったけれど)退職後に本格的に書き始めたくらいだった。だから当然の感想だ。
 しかし、本人の意識では、決して冒険ではなかったし、その後の生活も決して枠からはみ出していない(^_^;)。なるほど自分の生き様が円の描き方に現れているなあと思った。

 この性格診断をもう少し私なりに分析してみた。

 そもそも性格とは良い面、悪い面の両方を持っている。長所は同時に短所であり、短所は同時に長所であるとよく言われる。だから、この正方形と円の関係にしても、いろいろなことが言えそうだ。

 たとえば、正方形の外に○を描いた人は、確かに冒険心はありそうだが、枠の中は空っぽだとも言える。普段の生活態度はどうなんだろうか。
 また、枠の中メイチに描いた人は、精一杯生きようとしているかもしれないが、あまりにも自分意識が強すぎるかもしれない。
 小さな円を描いた人は自分を抑制できるが、自分をアピールする積極性に欠けるとか。
 小円をいくつも描いた人は確かに集中力が乏しいかもしれない。だが、興味関心がとても幅広い――と言うこともできるのではないか(^.^)。

 枠の外に円をたくさん描いた人もいるだろう。冒険とさまざまな世界への関心はものすごいが、まるで夢多き乙女か冒険少年のように、日常生活はとても不器用かもしれない。
 思うにそれが行きすぎるとおかしくなるし、それぞれはそれぞれの持ち味を持っていると言えるのではないか。
 良い面だけをとらえたり、悪い面だけをとらえるのではなく、正方形と円の関係を見て、総合的に自分で診断してはいかがだろうか。

 ちなみに、最近はやりの性格診断に、その人が書いた文字の形で診断するというのもあるらしい。
 一つだけ聞きかじったところでは、「大」や「好」の文字を書いて「はね」の部分がどうかとか、「女」へんと「子」の間が狭いか広いか――などでその人の性格や生き方、人間関係の狭さ、広さを見たりするらしい。

 しかし、こういうテストや診断は、それに振り回されるのではなく、自分のでしゃばり癖とか、消極的なところとか、頑固とかのんびりし過ぎるなど、自分の性格を確認して、変えるきっかけにできるようなら、意味があるかもしれない(^_^)。


○ いろいろな心理テストでわかること 自分を変えるきっかけかも?


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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:3月次回はお休みさせていただきます。そろそろ狂歌完成版が尽きてきました。なので、このひと月頭をひねって貯め込んでおきたいと思います(^_^;)。この「狂歌今日行くジンセー論」も、行き当たりばったりで作っているのではなく、昨年初めに十数回分を作成してからメルマガ配信を始めました。そういう点も私の性格の現れでしょうか(^.^)。
 次号は4月1日(金)の予定です。おっ……ということは「うそ」でもいいってことかな(^_^;)?(御影)



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