○ ダメダメと現在未来を悲観せず 変化は起こると楽観的に (^o^)
ゆうさんごちゃまぜHP「狂歌教育人生論」 2007年 1月 25日(木)第74号
こんにちは。2007年初メルマガです(^_^)。
07年メルマガ巻頭を飾るにふさわしいいい話題がないかなあと探していましたが、
なかなか見つからないまま早1月も終わりに近づきました。
しかし、待った甲斐があったというものです。
先週日曜日の夜、極め付きの快挙が日本中を駆けめぐりました(^.^)。
ご存じ宮崎県知事選「そのまんま東氏」の当選です。
こりゃあ私もメルマガで取り上げねばと思いました(^o^)。
○ ダメダメと現在未来を悲観せず 変化は起こると楽観的に(^_^)
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いやいやびっくりしましたね(^.^)、宮崎県知事選!
まさか「そのまんま東氏」が当選するとは。
しかも次点に7万票の大差を付けての当選だそうです。なんと開票5分後にはあのNHKが当確速報を出したとか。
驚きました。
しかし、これについての狂短歌が 《 ダメダメと現在未来を悲観せず 変化は起こると楽観的に 》を見て、
「?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
これには伏線があります(^_^)。
私は1月初め頃、友人二人と我が家で新年会を催しました。
そこで現在の日本や日本人についてA氏と激論を交わしました。
昨今の家族の崩壊、モラルの乱れ、ワーキングプアの現況、政党のだらしなさ等々……。特に自民党の郵政民営化選挙やその後の復党問題など大いにやり玉に上げたものです。
では、日本は、日本人は変わるだろうか――これが最後のテーマでした(^.^)。
私は「人の心は突然大きく変わることがある」と述べました。バカにされている国民だって組織の力をあてにせず立ち上がるときが来るはずだと。
ところが、A氏はそれに対して「そんなことはあり得ない」と否定的で、現在はもちろん未来に対しても、とても悲観的な見通しを語っていました。しばしば出る「ダメだダメだ」は最近のA氏の口癖でもありました。
私は「いやいや、そのうち変わりますよ」と結構楽観的だったのです。
現在はともかく未来を悲観したっていいことは何もないからです(^_^)。
そのとき宮崎県知事選に「そのまんま東」が出馬したことが話題になりました。
ご存じ管制談合による知事辞職で出直し選となった宮崎県。そこにタケシ軍団の一員だったそのまんま東が立候補したのです。
私は「宮崎県だってがらっと変わってそのまんま東が当選するかもしれないよ」と言いました。
A氏はもちろん「そんなのないよ」と言い切り、B氏は「当選すれば面白いよな」と言いました。
実は私も主張の流れがあったからそう言ったまで(^_^)で、内心まさかあの保守王国宮崎で(いくら保守分裂であっても)「そんなことはないだろう」と思っていました(^_^)。
ところが、その「まさか」が起こるのだから、げに人の心は突然、ダイナミックに変わるものなんですね。
これはタレント候補の知名度ゆえの当選ではないと思います。
たとえば東京都知事になった青島や石原氏、大阪県知事の横山ノックの三氏はみな議員を経験していました。
ところが、そのまんま東氏は不祥事をいくつも抱え、しかもタケシ軍団の一員として人から軽蔑されるような種類のタレントでした。そして政治への挑戦も全く初めて。だから、タレントの好感度や知名度が当選の理由ではないと思います。
やはり宮崎県民が管制談合やもろもろに対して危機感を覚え、変化を求めたからでしょう。
そして、その思いを託せる存在として現れたのがそのまんま東氏だったと思います。
彼はひたすら真面目に政治が変わることを訴えていました。タレントの応援を断り、組織にも頼らず宮崎県民に「変わること」の大切さを訴えたのです。
初めはバカにしていた県民も「彼ならしがらみのない政治をやってくれるかもしれない」と思い始めたようです。
そして、その思いを投票行動に表しました。ほんとにすごいことです(^o^)。
それにしても人間って変わるときは変わるもんだと我ながらびっくりしています。
もちろんこれは出発点に過ぎないでしょう。東氏はこれから様々な困難にぶつかるだろうし、また何かの不祥事を起こして辞職なんてことになるかもしれません。あるいは、青島氏のように知事になってはみたが、結局官僚や議会の言いなりに終わるかも知れません。彼次第でしょうね。
だが、私には宮崎県民がこの変化を実践したことが何より嬉しいです。人の心は突然ダイナミックに変わることを見せてくれたのですから。そのまんま東氏が組織に頼らない選挙をなしとげたこともすごいと思います。
「バカにされた国民だって変わることがある」実例を見せられ、久々に痛快な政治逆転劇を見た気分でした(^_^)。
○ ダメダメと現在未来を悲観せず、変化は起こると楽観的に(^_^)
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
後記:昨年12月に脱稿した『狂短歌人生論』ですが、その後推敲しながら、出版するかどうか迷っていました。自分のエッセーの下手さ加減にうんざりしたし、「こんなものを出してもしようがないんではないか」とか「どうせ売れないだろうな」とどうにも弱気の虫にとらわれたからです(--;)。
しかし、先日NHKの『プロフェッショナル』を見て気持ちが変わりました。そこでは漫画家浦沢直樹氏のことが取り上げられていたのですが、彼の代表作『20世紀少年』の主人公が「ケンヂ」とあるのを見てまず「おやっ」と思いました(^.^)。そして、彼が心酔するボブ・ディランについて「ボブ・ディランはコンサートで聴衆のブーイングを浴びながらも信じるロックを歌い続けた」と語り、最後に「心のままに行け。最後はきっとうまく行く」というディランの言葉を紹介していました。
これは私を大いに勇気づけました。そして、宮崎県知事選で人の心は変わり得るとの実例を見たのです。この二つの応援を得て「私の『狂短歌人生論』もブーイングを浴びても出版するぞー」と思った次第です(^_^)。(御影祐)
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