ゆうさんごちゃまぜHP「久保はてな作品集」 2025年11月19日(水)第08号
文芸部久保はてな君の作品6。課題「公園」を描く
この課題は2年5月に実施されたものです。
地獄物語を書く課題は「『ある時ある所におじいさんとおばあさんがいました』の書き出しで物語を作る」と似ています。
部員は1年の夏休みに「『叫び』をテーマとして小説を書く」課題に挑戦しました。しかし、提出された作品の多くは冊子に掲載できるレベルに達しておらず、数作の掲載にとどめました。
この反省から「まだまだ実体験を描く」必要があるし、「伏線や構想の立て方を学んでから小説執筆に進むべき」と考えました。
そこで実体験を描くことに関して「食べるを描く」や(学校近くの博物館を訪ねて)「博物館を描く」課題をこなした。
次に構想の立て方として小説の三要素を冒頭に置く「昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました」をまねて物語を作った。
もう一つがすでにある作品を参考にして小説を書くこと。
源信作『往生要集』はテーマがはっきりしています。作品には地獄や極楽、極楽往生が書かれている。面白いと言うか興味深いのは地獄が描かれたところです。
特に「剣山刀樹」の話はとても奥深い。人間は欲望に駆られ、自ら進んで地獄の責めを受ける。獄卒はそれを眺めるだけ(^.^)。
以前『空海論文編』において『往生要集』のことを紹介しています。
その2に「剣山刀樹」の解説もあるのでご一読ください。
『空海マオの青春』論文編第31「仏教回帰」その1 |
「仏教回帰」その2
閑話休題。
部員には『往生要集』に描かれた地獄を紹介してから実作に入りました。
つまり、「テーマを自分で考えて小説を書く」のではなく、「このテーマに基づいて小説を書く」訓練です。
もしも読者が「小説を書いてみたい」と思われるなら、最も簡単に書けるのは「私小説――自分の体験をそのまま書くこと」です。
しかし、あるテーマや構想を立てフィクションとして書くには練習が必要です。
その際冒頭に小説の三要素を決めたり、誰かの作品やテーマを参考に小説を書けば、あまり悩まず書けるし、結構個性的な作品ができあがります。
部員はこの課題もしっかりこなして面白い作品が提出されました。
久保はてな君も(やはり長い)作品を提出しましたが、これはある事情で公開できません。
そこで今号より2年時の活動に飛びます。
課題を再掲すると
1 公園を描く(男女のペアになって近くの公園を散策する)
2 丸木美術館を描く(「原爆の図」がある埼玉県丸木美術館を訪ねる)
3 修学旅行を描く(9月末に行く北海道の修学旅行を描く)
この途中夏休みには「連作小説を書く」課題を設定して(文芸部としては珍しい)合宿を敢行しました(^.^)。
今回は1の「公園」を描く。博物館を訪ねてその体験を書く課題に続いて学校近くの公園を訪ねて作品化しようという課題です。
ただし、「部員を男女のペア」にしました。これを発表したとき、部員は叫んだこと叫んだこと。どうやら彼らにとって初デート(?)だったようです(^.^)。
久保はてな君の作品はその辺の経緯と実際をよく描いていました。
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*********************「久保はてな作品集」 ***************************
中間試験最終日、テストは午前中で全て終わった。高二最初の中間試験だった。
ぎんぎんに勉強しただけあってぼくはかなり疲れていた。しかし、午後の部活動のことを思うと、期待と緊張で心はわくわくどきどきしていた。と言うのは、この後文芸部恒例の「文字スケッチ―公園を描く―」活動があるからだ。
普段はぼくにとって苦手な課題で、期待とか緊張なんかするはずもない。でも、今回ばかりはちょっと違った。
先々週第十二回目の合評を終えたとき、顧問のS先生から次の課題が発表になった。
それは「公園を描く」――S先生考案の、絵の具ではなくペン(文字)でさまざまなものを描く活動だ。この課題は昨年秋に実施予定だった。雨で中止となっていたのを、今回復活させたとのことだ。
ところが、先生は同じ「公園を描く」でも今までと少しパターンを変えると言う。
つまり、部員一人一人単独で公園を描くのではなく、「部員同士がデートしながら……」(デートぉ?! 部員同士ぃ?!)、「それも含めて公園での一時間を描こう」と言うのだ。
部員はそれを聞いて「えーっ」とか、「ぎょえー」とか、かなり仰々しく叫んだ。
ぼくももちろん叫びまくった。しかし、ぼくは内心ひそかに「ラッキー(^_^)」と呟いていた。だって、これでお目当てのあの子と、堂々デートできるってことじゃないか。
先生はみんなの反応を見ながらにやにやしていた。
「ただし、カップリングは公平を期して……」(?)「くじ引きで決める」(……)と言った。
それじゃあ彼女に当たるとは限らない。そう思ってぼくはちょっと(-_-)になった。
今部員は男女5名ずつ10名だから確率5分の1。かなり低い。
だが、「デートして下さい」なんてとても口に出せないぼくにとって、5分の1の確率でも彼女と二人だけで歩く、絶好のチャンスが与えられたってことだ。これはやっぱり神頼みでも何でもしてラッキーチャンスにするべきだ。ぼくはそう決意した。
結局、みんないろいろ叫んだけれど、先生が出す課題には逆らえないから、その企画をやることになった。
かくして今日午後一時きっかり、部員全員が昇降口前の中庭に集まった。男子が五人、女子五人。それぞれ何と言うことなく固まりになった。
昇降口前の中庭には大きな欅の木が二本立っている。五月の爽やかな風が若葉をそよがせている。今日は文句なし五月晴れの一日だ。
職員玄関からS先生がにこにこしながら手に大判の封筒を持ってやって来た。どうやら封筒の中にくじが入っているようだ。
部員連中は妙に寡黙だ。普段ハイ・テンションなやつも静かで、何かしらいつもと雰囲気が違う……と思ったのはぼくだけだろうか。ぼくもどっちかというと黙りがちだった。
心中彼女に当たってほしいな、でもまあここまで来たらどうでもいっか……みたいな、いつもの弱気の虫も顔をのぞかせていた。ぼくはどうも失敗したり、うまくいかなかったときの言い訳を先にこしらえる癖がある。
先生がみんなを見回しておもむろに口を開いた。
「まず男女それぞれ順番決めのじゃんけんをする。封筒の中には一番から五番の札が入っているので、男女どちらかがそれを引いて相手を決定する」と。
そこで男女に分かれてじゃんけんで順番を決めた。ぼくは全て負けて五番目になった。何と彼女も五番目だ。ぼくはこのままだったらいいのにと思った。だが、これからくじを引くので彼女に当たるとは限らない。
その後部長(男子)と副部長(女子)のじゃんけんで、封筒のくじを引くのは女子になった。ということは、ぼくはもちろん五番目の彼女もくじを引くことはない。残り物に福があるのか、あるいはぼくが先に他の女子部員に当たるのか。どっちにしてもぼくはただ待つしかなかった。
「そうか。くじは五組分作ったけど、考えてみたら四組分あれば良かったんだな」なんて先生はのんびりしたことを言った。
そんなことはどうでもいいんです。ぼくと彼女がペアになるかどうか、それが問題なんです、とぼくは心の中でつぶやいていた。
一組目。一番目の女子がおそるおそる封筒に手を入れる。引いたのは「1」の札。
当人たちは何だか静か。周りもシーン(ぼくは、ほっ……)。
二組目。二番目の女子は「2」の札を引いた。二人遠慮がちに「えーっ」。
周りが「何だよ1―1、2―2じゃんか」と、中ぐらいの盛り上がり(ぼくはラッキー)。
三組目。「まさか3じゃないでしょうね」と言って引いた札が「3」。
これは男女ともに「ぎぇーっ、げっげっ」と叫ぶ。
「何でお前なんだよ!」「何であなたなんかと!」と二人同時にののしり合った。
先生の「おいおい、まあまあ。却って本命ってことじゃないのか」で、さらにぎゃあぎゃあ、わあわあ(ぼくは仲間と笑いころげながら、やったあと一つ、神様頼んます、と祈った)。
そして運命の四組目。四番目の女子が封筒からゆっくりと札を取り出した。
「あっ」と言って彼女は札を落とした。
ぼくは地面に転がった紙片の番号をしっかり見届けた。「4」だった(このときぼくは神様の存在を信じた!)。
またひとしきり「ぎゃあぎゃあ、わあわあ」がまき起こる。しかし、これで決定だ。
天にも昇る(↑)気持ちってこういうときの言葉だろう。ぼくは内心の喜びを男連中に悟られまいと、しっかり抑えた。
ぼくと彼女の五組目決定は儀式も終わって付け足しみたいなもんだから、盛り上がりはなかった。ぼくはその分妙な演技をしなくて済んだと思ってほっとした。
彼女の方を盗み見ると、何だかつんとすまして隣の子と言葉を交わしている。
ぼくと一緒に行くのは嫌なんだろうか、なんて不吉な気持ちがちょっと頭をかすめた。
「じゃあ、これで決まったな。偶然とは言え1〜5まで同じ番号同士になるとはね。じゃんけんだけで良かったってことか」と先生が言った。
いやいやそんなことはありません。このくじは大切でした、とぼくは心の中でつぶやいた。
先生の注意を受けた後、文芸部即席カップルは一組目から時間差でF公園に出発した。
公園に行くには二つのルートがある。正門を出て右に進み「国民生活センター」の外周を回って行くのと、正門を左に進みテニスコート沿いのジョギングコースを通る道だ。ジョギングコースの方が近道で歩いて五分ちょっと。
みんな正門を出ると左に向かっていた。最後に先生に見送られてぼくと彼女も正門を出て左に曲がった。
ぼくはとりあえず野球場と銀河アリーナの向こう、海賊船みたいな船やちんちん電車のある広場まで行こうと思った。銀河アリーナってのは冬はスケート場、夏はプールになるでっかい体育館みたいなやつで市営野球場の隣にある。今は五月だからプールになっているはずだ。
ぼくと彼女はつかず離れずで歩いた。一応並んで歩いているけれど、どうもぼくの歩みはぎくしゃくしていた。彼女はスムーズに歩いている(ように見えた)。ぼくの方はともすると右手と右足が同時に前に出そうになる。我ながらちょっと情けない。
「銀河アリーナに……行ってみようか」
テニスコートわきを歩いているとき、突然彼女が言った。
ぼくは「えっ、ああそうだね。行ってみようか」とどぎまぎしながら答えた。
そして、ちらっと彼女の横顔を盗み見た。やはりどことなく冷めた感じがした。思いは同じじゃなかったか。でも、笑いながら言うわけないしな……。
「みんなあっちの広場に行くと思うの。だから時間をずらした方がいいんじゃないかな。それに、私銀河アリーナって入ったことないんだ」
ぼくは感心した。確かに芝生や向こうの広場まで行くと、他部員のカップルと出くわす可能性が高い。それにぼくだって銀河アリーナの中に入ったことはなかった。彼女と二人だけで語るには絶好の場所かもしれない。
ぼくと彼女は銀河アリーナを目指した。散歩中のおじいさんおばあさん、ジョギング中の若い人などが野球場横の通路を行き来している。通路は砂地だからざくざく音がする。チリーンとベルが鳴って試験を終えたY校生が何人か、自転車でぼくらを追い越した。
何だかちょっとこそばゆい。クラスの知った奴らに見つかったら何て言われるか。彼女だって同じことを思っているのではないか。だから、何となく一緒にいるような、離れて歩いているような間隔なんだ。
ぼくより彼女の方がこの即席デートを気にしているのかもしれない。先生もどうせなら、もっと遠くの公園にしてくれれば良かったのに……と、ぼくは心中ぶつくさぶーぶーつぶやいていた。
数分後銀河アリーナに着いた。白い建物で正にでっかい体育館だ。中はちょっと薄暗くてひんやりしていた。やはり今はプールになっているようだ。
ぼくらは入って右側に進んだ。そこは待合室のような広いスペースで若い女性四人がテレビを見ていた。その先は壁全体が大きな透明ガラスの窓になっている。道の向こうに樹木が立ち並び、緑の若葉が茂っていた。
ガラスの側にソファ仕立てのベンチがあったので、ぼくと彼女はそこに座った。
すると外の大木のそばにいる二組の文芸部カップルが目に留まった。四人は所在なげに立っている。隣の彼女が手を振ると、向こうの女の子も手を振って応えた。……
結局、二人だけで語るという思惑は失敗に終わった。なぜか銀河アリーナの中にぞろぞろと部員全員が集まってしまったからだ。
ぼくはちょっといらついた。話が違うじゃんと思った。しかし、自然に集まったんだから、文句は言えない。中には「やっぱりこうなるんだよな」なんて言ってる者もいる。
しばらくの間男子は男子、女子は女子で固まってしまった。そのうち漸く一組、また一組とペアになって外に出始めた。
ぼくと彼女も外に出た。そして、木々に囲まれた広場に着いた。方々のベンチに親子連れがくつろいでいる。幼子がちんちん電車や一人掛けのシーソーに乗っている。
木造の海賊船には誰もいなかった。ぼくと彼女は海賊船近くのベンチに腰掛けて周囲を見渡した。しかし、部員連中がまたこの広場に固まりそうになったので、ぼくは彼女を促して立ち上がった。
「あっちの芝生の方に行って見ようよ」そう言うと彼女は黙って頷いた。
芝生の手前には四阿みたいな休憩所がある。大学生風の男女数名がたむろしていた。
一人の男が「ひゅーひゅー」と声とも口笛ともつかぬ声を上げた。笑い声が起こった。
ぼくは顔が熱くなった。何だかぼくらをからかっているように思えた。でも、冷やかしは一度だけだった。彼女は別に気にしている風はない。やっぱり女の子は強い。
こんもりとした木立を抜けると芝生の広場に出る。太陽の強い日差しが芝生を眩しく照らしている。ただ、芝はあまり伸びていない。それに昨日一昨日と雨が降ったので、芝生の地面は乾いていなかった。どうやら芝生に座るのは諦めざるを得ないようだ。
ぼくらは広場を横切って木陰のベンチに腰掛けることにした。ベンチは数本の欅が乱立する真下にあった。葉を茂らした巨木が大きな影を作っている。
ちょっと汗ばむほどだったので吹く風が気持ちいい。ここんとこめちゃ暑かったり、雨が降ると肌寒かったりして妙な天候が続いていた。今日はホントに爽やかな一日だ。
この場所には他部員も集まりそうにない。こんな日に、お目当ての彼女と二人だけでベンチに座り、彼女の息づかいを聞けるなんて、誰かの歌じゃないけど「幸せだなー」って感じだ。
ぼくらはそれからぽつりぽつりといろいろなことを語り始めた。ぼくのこととか彼女のこととか。他カップルもやって来ないので、かなり語ることができた。ただ不思議なことに今となっては一々の言葉を思い出せない。ぼくはもしかしたら有頂天になって自分のことばかり語り続けていたのかもしれない。
彼女の言葉で印象に残っているのは「バンドを組んでいる。ギターがいなくて弱っている」なんて話ぐらいだ。ぼくは中学校のころからギターをやっている。でもクラシックだ。
彼女のバンドはロック系のようだ。ぼくは「ギターできるよ」なんてとても言えなかった。それから彼女はパソコンで作曲もやっているようだ。ぼくも作曲ができる。しかし、それも口に出せないままだった。
そこには小一時間もいただろうか。この即席デートは一時間から一時間半という約束だった。ぼくは(遠回りになるけれど)公園の反対側の通りに出て生活センターを一周して、学校に戻らないかと提案した。彼女は同意してくれた。
そこで先ほどの広場に戻らず銀河アリーナ脇の道を辿っていった。そして、数分で表通りに出た。今は全て葉桜となった桜並木を歩いて生活センターの方を目指した。このころになると、ぼくはぎくしゃくした歩みから解放されていた。
歩道わきには鉄条網の柵が続く。網に絡みつくように、きれいな紫色の花が咲いていた。茎は細い蔓状で鉄柵や木にも絡みついている。野生なのか植えられたのか、その花は数メートル間隔で見かけた。花は大ぶりで六つの花弁を水仙のように広げ、蔓の先端に色鮮やかに咲いていた。ぼくはこんな花を見たことがなかった。
「きれいな花だね」ぼくは立ち止まって紫の花びらを触りながら言った。
「それね、てっせん――て言うんだ」
彼女は花の名を知っていた。ぼくは彼女の物知りに感心した。
「てっせん? どんな字を書くの?」
しかし、漢字は知らないようだ。そして、この花が生活センターの周囲一帯に咲いていること、俳句をやっているおばあちゃんに聞いたら、「てっせん」と教えてくれたことなどを語った。
「不思議なんだよね、この花。秋でも冬でも春でも、一年中咲いている感じなんだ」
彼女は妙なことを言った。ぼくは「そんなことないでしょ」と否定したけれど、彼女は間違いないと言い張った。ぼくは口を閉ざしてまた歩き始めた。
てっせんの花は生活センター外周の鉄柵でも見かけた。白い花弁もあった。
その後ぼくらは生活センターの正門前までやって来た。ぼくはこの辺りで何かしら唇が乾き始めた。心臓がどきどき高鳴っていた。
センターの角を曲がると、もう学校の通用門が見えてくる。彼女は部室に寄ってちょっと(ワープロを)打ってから帰ると言った。ぼくはこのまま下校する積もりだった。
そして、ぼくらは正門近くで「さよなら」と言って別れた。……
ぼくは家路につきながらため息をついた。高ぶっていた気持ちが急速にしぼんでいくのを感じた。ちょっと自分の不甲斐なさに腹が立った。心の中で思っていた一言を口に出せなかったからだ。ぼくはもしくじびきで彼女に当たったら、「今度、どこか二人だけで会えないかな」と言おうと思っていたんだ。
でも、ま、いっか。「即席デートで初っぱなからそんなこと言ったら怪しまれるしな」と自分をなぐさめた。
帰宅後すぐに辞書を引いた。「てっせん」の欄には「鉄扇」と「鉄線」、二つの漢字しかなかった。そして、「鉄線」の項目に、
@鉄の針金、「有刺――」 Aキンポウゲ科の多年生つる植物。
初夏に、白または青紫の花を開く。――――とあった。
「てっせんて鉄の線だったんだ」
思わず声が出た。ぼくは「てっせん」の漢字として「薔薇」とか「胡蝶蘭」のように、十数画の複雑な漢字か、神秘的なイメージの漢字を想像していた。単なる鉄の線だとは思いもしなかった。
てっせんの細い蔓は鉄の線に似ていた。だから、その名が付けられたのかもしれない。
しかし、あの鮮やかな紫色の花と、彼女が呟いた「てっせん」の美しい響きに対して鉄の線とはあまりに落差がありすぎる。ぼくはそんなことを思った。(了)
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