脅迫者タイプ


○ 脅迫者 まるでエンマの怒り顔 最後は力で決着つける



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 (^O^) ゆとりある人のための10分エッセー (^O^)

 またも真夏並みの残暑が続いております。いかがお過ごしでしょうか。御影祐です。

 今号も最新刊『狂短歌人生論』の一節を紹介したいと思います。
 本書のテーマは心の穴、教育やいじめについて語ることでしたが、もう一つ大きなテーマがあります。それは『聖なる予言』でジェームズ・レッドフィールド氏が提起した、親子関係が生み出す四つの性格について、もっとわかりやすく解説することでした。
 『聖なる予言』では「脅迫・尋問・傍観・被害」と分けられていましたが、私は「脅迫・批判・傍観・受容」と名付けました。
 乱暴で暴力的な脅迫者、文句と批判が得意な批判者、何事も傍観して冷淡な傍観者、いじめられても受け入れてしまう受容者――この4タイプの実態と問題点(^.^)をさまざまに論じました。
 今号から毎週連続でその四タイプについて述べた箇所を掲載します。
 まずは脅迫者タイプについて。

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ゆうさんごちゃまぜHP「狂歌教育人生論」        2007年 9月 21日(金)第82号

 (^_^)本日の狂短歌(^_^)

 ○ 脅迫者 まるでエンマの怒り顔 最後は力で決着つける

 【 脅迫者タイプ 】

 脅迫者とは周囲の人に対して脅迫的に振る舞う人のことである。命令や強制、激しいどなり声と威圧的な態度。怒りをそのままあらわにし、相手が従わないと鉄拳という暴力さえ振るう。日本ならふた昔以上前の「地震雷火事親父」の親父さん。亭主関白であり暴君。がんこで怖ーいお父さんが脅迫者の典型である。

 基本的に口べたである。人が理屈で反対意見を述べたりすると、大概口では負ける。すると「うるさい!」とどなったり、頭をぽかりと一発、ほっぺをぴしゃりとなぐったりする。

 たとえば、劇画では「巨人の星」の星一徹さんがその典型である。彼は息子飛雄馬を巨人の星にするべく厳しくしつけ、鍛えて鍛えてどなりつけた。また、テレビでは「寺内貫太郎一家」の石工貫太郎さんもそれに近い。彼の得意技はちゃぶ台ひっくり返しであり、息子たちとの茶の間乱闘であった。ちょっとでも口答えすると「何っ!」と吠え、「うるさいっ!」とどなる。人情厚い江戸っ子だが、身内には自分の言うことを断固としてきかせる強ーいお父さん、がんこで怖ーいお父さんだ。

 かつて日本の父親は世界に冠たる脅迫者ばかりだった。だが、現在の日本では稀少価値的存在になってしまった。それでも土建現場の親方さんや、肉体労働で筋骨たくましいお父さん方の中に、まだまだこの脅迫者タイプを見出すことができる。もちろん暴力団の方々、ちんぴら・ヤンキーのリーダーも脅迫者タイプが多い。教員社会では大柄な生徒シドーの先生とか、体育キョーカンの中にこのタイプを見ることができる。

 女性の脅迫者はあまり見かけない。時折被害妄想が強く、ヒステリックにわめいたり、どなったりする女性は数少ない脅迫者タイプの女性である。大人であればさすがに暴力こそ振るわないが、怒りをあらわにして、激しい言葉と夜叉のような顔で相手を攻撃する。そして、自分の言うことに絶対従わせようとする。理屈できちんと説明しながら怒る女性は《批判者タイプ》だが、理屈が通っていないのに、ひたすら怒りまくる女性は脅迫者タイプと見なしていいだろう。


 ○ 脅迫者 まるでエンマの怒り顔 最後は力で決着つける


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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:他に脅迫者の特徴は……
 恋愛なら
 ・ 脅迫者 黙ってオレについて来い 文句言ったら平手打ち
 脅迫が度を越すと
 ・ 脅迫者 金太郎なら良いけれど 暴力ふるうDV男
 長所は?
 ・ 脅迫者 彼の勇気は世界一 スーパーマンは我らがヒーロー

 これら四タイプの「恋愛」「度を越すと」「長所」などもエッセーがあります。
 詳細は拙著『 狂短歌人生論 』にて(^_^)。(御影祐)




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