「2014年総選挙について」


○ 正確な民意反映せぬ議席 空しくないの? ねえ、議員さん


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ゆうさんごちゃまぜHP「狂歌教育人生論」        2015年 2月10日(火)第 172号


 以下の文章は2月メルマガとして1月半ばには完成していました。ところが、月末に突如イスラム国による日本人虐殺事件が発生して「このような時代遅れの話題(?)をのんびり発行しておられようか」と、急きょ「テロリストの絶望」と題して書き始めました。
 ところが、すぐには完成しづらいようで、取りあえず予定したものを発行しておくことにしました。テロについては次号に回します。
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 12月に行われた総選挙について《民意を正しく反映した議席数》の報告です。今回はいつもの「後記」ではなく、本題として取り上げました。
 これまで国政選挙のたびに「日本の選挙制度に基づく議員数は民意を正確に反映していない」として政党得票率に基づく議席配分を算出、公開してきました。それを「後記」に掲載した理由は、国政選挙が数年に一度あって「そのたびに本題にするのもなあ」と思ったからですが、大きな理由は「この制度に救いがなく、明るい展望が全く期待できないから」です(^_^;)。

 私はこのメルマガで暗い話題を取り上げても、どこかに希望の光が灯せるような、あるいは、ちょっと見方を変えれば明るくなれる書き方を心がけてきました。しかしながら、日本の選挙制度に関してはその明るさが全く見えない。よって、海面上に出したくないと思って後記扱いにしました。

 ところが、全肯定の『般若心経』講話を書き上げてみたら、この話題も肯定できる――つまり、小選挙区比例代表並立制度も《取りあえず肯定からスタートして成熟した未来を期待するしかない》とわかり、「ならば表の話題として一度浮上させ、書きたいことを思いっきり書いておこう」と思うに至りました……が、いつものように長くなり過ぎたので……(^.^)。
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 (^_^)本日の狂短歌(^_^)

 ○ 正確な民意反映せぬ議席 空しくないの? ねえ、議員さん

 (^O^) ゆとりある人のための10分エッセー (^O^)

 【 日本の選挙制度について 】

 12月に行われた総選挙の議席について《民意を反映した正しい議席数》を公開いたします。
 今回衆議院の総定数475に対して無所属候補が8名当選しています。よって、政党への議席配分は母数467として計算しました。なお、投票率は52.7パーセントで、衆議院選挙史上最低の投票率だったそうです。

【 2014年総選挙、比例代表得票率に基づく正しい議席配分 】
政 党 名議席数支持率本来数増 減
自由民主党 291 33.1  155 +136
公 明 党  35 13.7   64 −29
民 主 党  73 18.3   86 −13
維新の党  41 15.7   73 −32
次世代の党   2  2.7   12 −10
日本共産党  21 11.4   53 −32
生活の党   2  1.9    9 − 7
社会民主党   2  2.5   11 − 9
新党 改革   0  0.0    0    0
幸福実現党   0  0.5    2 − 2 
無 所 属   8         
総   計  475 ---     

 自民党が得票率33パーセントを得て第1位ですが、その得票率から同党が本来もらえる議席数は155であり、自民党は小選挙区制のおかげで136も余計に議席を得たことがわかります。その分他の政党は軒並み本来もらえる議席数から減らされたことが明らかです。
 大きいところでは公明・維新・共産党が30前後も少ない議席になっています。次世代、生活、社民も10前後を得てしかるべきなのに、3党横並びで2議席にとどまりました。また、若者が多く支持する幸福実現党も2人当選しておかしくなかったのに議席0でした。

 自民・公明の与党はこの選挙で3分の2をはるかに超える326議席を獲得しました。
 しかし、与党の支持率(得票率)は計46.8で過半数に達しておらず、その支持率にふさわしい議席数は219です。この場合野党の議席総数は(無所属を入れて)248だから、与野党逆転していたところです。
 ればたらはないとは言え、野党が取りあえず、大同について各選挙区で一人の候補を出していれば、政権はひっくり返っていたかもしれません(そう単純ではないので、与野党五分五分くらいでしょうか)。

 さて、これについてどう思うか、「書きたいことを思いっきり書いた」内容はいつものように長くなりました。なので、ここでは割愛したいと思います(^_^;)。
 読者各位で感じるところを感じ、いろいろ考え、そして、思ったことを身近の人に発信してください。

 もしも「御影はどう書いたのだろう」と思われる方はホームページに隠しページとして公開してあります。そちらをご覧下さい。つまり、今号は短く「事実のみの指摘」にとどめます(^_^)。


 ○ 正確な民意反映せぬ議席 空しくないの? ねえ、議員さん


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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:いつもの「長い感想・意見」の詳細は以下をご覧下さい。その中に「事実のみの指摘」にとどめた理由も書きました。

「日本の選挙制度について」

 また、総選挙の結果についてたまたま見たNHK『視点論点』でアメリカの学者が解説していました。「小選挙区制は日本の風土に合わない。むしろ中選挙区制に戻すべきだ」とか「緊張感をなくした一党支配は好ましくない」など、かなり同感できる内容が含まれていました。これを二大政党制の母国アメリカの人が主張している点で意外な論説でした。
 私と違ってあまり長くありません(^.^)ので、こちらも一読お勧めします。

ジェラルド・カーティス「新しい一党支配の時代」について


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